【Dynamics365】組織インポート時にReporting Servicesのチェックでエラー「オブジェクト参照がオブジェクト インスタンスに設定されていません。」

Dynamics365の組織インポートを行おうとしたところ、システムのチェックにて掲題のエラーに遭遇。

指定された Reporting Services のレポート サーバー http://xxx-crm/reportserver を検証できませんでした。エラー: オブジェクト参照がオブジェクト インスタンスに設定されていません。

端的に言えばエラーメッセージ内にあるURLに正しくアクセスができないようだ。

実際、Webブラウザから対象のURLに遷移しても、404 Not Foundが返ってくる。ただ、URLに記載のホスト名は自分自身であり、pingは当然返ってくる。ただし、ipv6のループバックアドレス（::1）で。

解決方法

対応としては、そのループバックアドレスをReporting ServicesのWebサービスURLに足してやればよい。

１．Reporting Services 構成マネージャーを開き、WebサービスURLの「詳細設定」をクリック

２．IPアドレスが記載してあるリストの「追加」をクリック

３．ドロップダウンからループバックアドレスを指定して追加

以上で、チェックが通るようになった。

BCP のフォーマットファイル中に正しくないホスト行番号が見つかりました。

SQLServerにbcpコマンドを使ってデータを投入していたら、掲題のエラー。

Error = [Microsoft][ODBC Driver 11 for SQL Server]BCP のフォーマットファイル中に正しくないホスト行番号が見つかりました。

フォーマットファイルに問題があるようなのだが… 列番号の指定は確認してもずれていないし… ということで小一時間悩んだ。

結論から言うと、フォーマットファイル内のサーバ側列名に不正な文字を含んでいたのが原因だった。

以下の画像で言う、Server column nameの部分です。

引用元：

フォーマット ファイルを使用したテーブル列のスキップ (SQL Server) - SQL Server | Microsoft Docs

今回のケースでは、この列名に半角スペースが含まれていたのが原因。

取り除いたところ、正常に動作するようになった。

以下、TIPS。

こういう原因不明なエラーが出た場合の切り分け方法として、幸い今回はフォーマットファイルが要因とわかっているので、フォーマットファイルを削りながら実行して確認するというのが効率的。

今回、フォーマットファイルには100列ほど定義してあったので、半分消して50列で実行したらどうなるか、その次は75列、その次は87列…という風に二分探索方式でエラー箇所を特定した。

フォーマットファイルを崩しているのでまともに取り込めないが、問題のエラーが再現していなければフォーマットファイルは正常、としてエラー行を特定することができる。

本当はググったら一発で解決が見つかってほしいところですけどね。可能なら、言語を英語にしてエラーメッセージを確認し、そのメッセージを元に検索すれば英語フォーラムには有益な情報が多く転がっているようです。

2WaySQLのELSEが評価されない（出力されない）

2WaySQLにて、以下のようなクエリを書いていた。

SELECT
...
FROM
    /*IF flg == "true"*/
    table1 t1 -- メインテーブル
    -- ELSE table2 t1
    /*END*/
WHERE
...

しかし、上記のIF条件が負の場合にELSE句の内容が出力されない。

小一時間悩んだのだが、原因はコメント文を書いてあることにあった。

上記の例で言えば「-- メインテーブル」というコメントがあるが、これが悪さをしておりELSEが解釈されなかった。

以下のようにコメントを削除したらきちんと評価された。

SELECT
...
FROM
    /*IF flg == "true"*/
    table1 t1
    -- ELSE table2 t1
    /*END*/
WHERE
...

IF評価で実行されるコード内にコメントを書くと、ELSEが評価されなくなるようなので注意したい。

Windows(PowerPoint)で画像の色（色相・色調）を変更して再度保存する【透過pngもOK】

とある画像の色を変更したい。一部の色を塗りつぶすのではなく、全体的なトーンを変更し、青い画像を赤い画像にしたりして色違いを作りたい。

色調変更で検索するとWeb上のサービスなどが見つかるが、変更時の質が荒く、画像の透過も解除されてしまった。

画像編集ソフトを入れれば解決すると思うのだが、手っ取り早くWindows上で実施したい。

そんなとき、Officeが入っていればPowerPointで実施することができる。

１． PowerPointを起動する

２． 色を変更したい画像ファイルをPowerPoint上にドラッグ

３． 画像を右クリック＞[図の書式設定]

４． 表示された図の初期設定のうち、一番右の画像ファイルのようなアイコンをクリック。この中で、図の鮮やかさ、トーン、色の変更ができる。

５．　色の変更が完了したら画像を右クリック＞[図として保存]

これで、色を変更した画像をが保存される。

pngの透過部分もしっかり維持されている。

SQLServerでwith句を書くと不適切な構文と言われる

SQLServer上でWITH句を含んだSQLを作成したところ、以下のエラーが発生する。

キーワード 'with' 付近に不適切な構文があります。このステートメントが共通テーブル式、xmlnamespaces 句、または変更追跡コンテキストの句の場合は、前のステートメントをセミコロンで終了してください。

解決方法

このエラーについては、書いてあることを信用してよくて、

「前のステートメントをセミコロンで終了してください」を実施すればよい。

SQLServerで「データベース コンテキストが ～ に変更されました。」を出力しないようにする

以下のようなコマンドを実行した場合に、「データベースコンテキストが　～ に変更されました。」というログが出力される。

USE TEST
GO

SQLの結果を出力したいのだが、このデータベースコンテキストの出力を毎回するのは不要なので、ここだけ出力しないようにしたい。

どうすればよいか。

対応として、部分的にエラーレベルを変更することで出力しないようにすることができる。

具体的には以下のようなコード。

:setvar SQLCMDERRORLEVEL 1
USE TEST
GO

:setvar SQLCMDERRORLEVEL 0
以下主処理

参考URL:https://stackoverflow.com/questions/10412673/how-to-stop-the-changed-database-context-to-message

intra-martでjspのコンパイルが遅い

intra-mart(Accel Platform)でResinを再起動した直後、特定の画面アクセスすると初回のみ非常に遅い。

時間がかかった後にjspのコンパイルに関するワーニングログが出力されるので、どうも、アクセスするjspのコンパイルに時間がかかっている模様。

このコンパイルに時間がかかる原因については様々あるので、一旦置いておくとして、

起動後にまず初回アクセスしなければならないのを回避できないか。

これにはJSPのプリコンパイル設定というのがあり、resin-web.xmlに以下のような設定を追記すると可能になる。

 <listener>
        <listener-class>com.caucho.jsp.JspPrecompileListener</listener-class>
        <init>
            <extension>jsp</extension>
            <extension>jspf</extension>
        </init>
    </listener>

公式URL: https://www.intra-mart.jp/document/library/iap/public/configuration/im_configuration_reference/texts/resin/resin-web/index.html#jsp%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AB%E8%A8%AD%E5%AE%9A