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Dynamicsの組織作成時にReportServerにつながらない

■確認バージョン:Dynamics CRM 2013, 2015

 

展開マネージャーを使ってDynamicsCRMの組織を作成するときに、ReportServerに繋がらずエラーとなることがあります。

 

要件をチェックされる直前の画面でレポートサーバーのURLを入れるところがありますが、

このホスト名をIPアドレスに変更するとうまくいきました。

 

ホスト名の解決はできてるけど、なんでなのでしょうかね。

IM-Jugglingツールでdependencyのエラーが出てwarファイルが作成できない

■対象バージョン:iAP
 
jugglingプロジェクトを作成するときに、エラーが発生する。
エラーに反しプロジェクトは作成されるが、warを作成しようとしてもdepedencyが解決できないエラーが表示され、warファイルが出力できないという事象。
 
参照リポジトリが間違っている可能性がありますが、特に変更してない場合、
ローカルリポジトリが古く、悪さをしている可能性が高いです。
 
公式マニュアルにある下記の手順を実施すると直ります。
 
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IM-Juggling を起動し、ウィンドウ内-ツールバー右端にある「設定」-「im-juggling」-「モジュールリ
ポジトリ」を開きます。
下部にある「ローカルリポジトリ」の削除をクリックしてください。
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StandardMail#addAttachmentでメールに添付したファイルが壊れる

■対象バージョン:iAP 2012Winterで確認しましたが、古いバージョンでも恐らく同じ

 

表題の通りの事象です。

メールに添付ファイルがついて送ることはできるのですが、画像やExcelなどバイナリ系のファイルだと壊れてしまいます。

 

addAttachmentの第二引数にはStringでファイルの中身を渡しますが、

これのエンコーディングが問題でした。

 

今回の要件では、PublicStorageから取得したデータを添付ファイルとして送りたかったのですが

readメソッドの時にISO_8859_1の文字コードを指定すると正常に送れました。

 

具体的にはこんな感じ。(周辺の処理は省略)

str = new PublicStorage("test.xls").read("8859_1");

standardMail.addAttachment("test.xls",str);

Cassandraのkeyspace削除

■対象バージョン:iAP

V8でテナント環境セットアップをやり直した場合に、Cassandraのkeyspaceが重複するエラーが発生する場合があります。
この時、RDB側だけでなくCassandra側のデータを削除する必要があります。
以下の手順を実行します。

1.以下のファイルを実行

%Cassandraインストールフォルダ%\bin\cassandra-cli.bat

2.以下のコマンドを実行(セミコロン忘れずに)

drop keyspace default;

基本的にこれで解決するのですが、この後のテナント環境セットアップで「keyspaceがない」と言われた場合は、次のコマンドについても実行してみてください。

create keyspace default;

AccelPlatformログイン時に「Check that you are using the JDK, not the JRE.」と言われる

f:id:aposke:20210201165915j:plain

■対象バージョン:iAP

テナント環境セットアップまで終わって、いざログインしてみると以下のエラー。

500 Servlet Exception

javac compiler is not available in Java(TM) SE Runtime Environment 1.7.0_25-b17. Check that you are using the JDK, not the JRE.

表記の通り、JDKではなくJREをResinが見てしまってます。
Resinは環境変数JAVA_HOMEを見に行くので、JAVA_HOMEが存在してなおかつ、JDKのパスを指定しているか確認します。

今回のケースでは環境変数を設定していなかったので、再設定したところ画面が正しく表示されました。

★追記

環境変数を再設定しても直らない場合は、端末の再起動を推奨。

tinyMCEの画像パスとテンプレート

■対象バージョン:ISPv7系

 

ISPv7の掲示板などの本文入力箇所は、tinyMCEというオープンソースWYSIWYGエディターが採用されています。

この機能、v70とv71でもバージョンによりボタン機能等かなりの違いがあるのですが、

その中の画像パスとテンプレートについて使用方法をご紹介。

 

まずは画像パス。いきなりURL入力欄が出てくるので明らかに一般ユーザは使えません。

ここに指定するパスは、Webサーバコネクタからの相対パスとなります。

従って、images/standard/~等を指定すれば出てきます。

つまり予めファイルを置いておかなきゃならんわけで…非常に使いづらいですな。

 

続いて、テンプレートです。これまたわけがわかりませんが、

ちゃんとファイルが置いてありまして、そこに使用方法が書いてあります。

ファイルは、storage\startpack\html_templateに各種jsonファイルが置いてあり、

この中に説明が書いてあるので、これに合わせてテンプレート用HTMLファイルを配置すると出ます。

ファイルの文字コードを気にする必要があるので気をつけて下さい。

 

と、使用方法が特にわかりづらい2機能について書いてみたものの、

実際にユーザさんに使ってもらうことは非常に難しく、提案しづらいです(積極的な提案はいりません)。

使わないからボタン消したい!というご要望が一番つらいのですが…

IM社に問い合わせても当然手出しはできないので、こっちも逃げています(笑)

tinyMCEを勉強するしかないのかな。

ポートレットのアクセス権設定ができない

■対象バージョン:v7系で確認

 

グループ管理者のポートレット設定画面にて、ポートレットのアクセス権設定が出てこない現象です。

 

特にVersionUp作業に関連して発生することが多く、

データベースを使いまわして初期データインポートを行わない場合に起こります。

これは、storageのデータ不備が原因となります。

 

対処法としては、下記フォルダを既存環境からコピーすることで解決します。

storage/portal/dataフォルダ