以前の記事で、独自ドメインにてGoogle Adsenseに合格したことを書きました。
まもなくして、アドセンスの画面に以下のようなads.txtの警告が表示されました。
要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。
調べてみると、はてなブログのルートドメインにもads.txtは配置されていないため特に対応しなくとも問題はない…とのQAがあり。
その他には、Webサーバを追加で設置してads.txtを対応するような解もあり。
対応必須かわからないけど警告は消したいし、かといってads.txtのためだけに追加で1サーバ立てる気はない。
そこで今回、AWSを用いてads.txtを設置し、ads.txtを認識させることに成功したので共有します。
構成図
今回構成したのは、以下のような構成です。
www付きは直接はてなブログへ。
wwwなし(apexドメイン)はCloudFront、およびS3を経由してはてなブログへ。
CloudFront経由にする構成の設定については、以下の記事を参照ください。
このS3内にads.txtを配置し、リダイレクトルールにて
- ads.txtだったらS3に配置してあるads.txtを表示
- それ以外ははてなブログのアドレス(www付き)にリダイレクト
という設定としています。
実際のリダイレクト設定ルールについて、下記に載せておきます。
<RoutingRules> <RoutingRule> <Condition> <KeyPrefixEquals>ads.txt</KeyPrefixEquals> </Condition> <Redirect> <HostName>s3.amazonaws.com</HostName> <ReplaceKeyWith>tachi-machi.net/ads.txt</ReplaceKeyWith> </Redirect> </RoutingRule> <RoutingRule> <Redirect> <HostName>www.tachi-machi.net</HostName> <ReplaceKeyWith/> </Redirect> </RoutingRule> </RoutingRules>
S3を静的Webサイトとして使うことで、追加サーバ構築の手間を省いています。
よほどアクセスの多いサイトでなければCloudFrontの料金はかかりませんし、S3についてもサイズが小さいので金額は微小です。
参考になれば幸いです。